心にアプローチする
香りの研究

「香り」による心への影響に着目

肌からのアプローチだけではなく、心や気もちの面からも美しさを目指せるのではないか、イプサはそう考えホリスティックなケアの研究を始めました。

今回イプサは香りの有用性を科学的に実証する研究「アロマコロジー」を活用し、自律神経に対する香りの効果を見出しました。また、時計遺伝子に対する植物オイルの効果なども見出しました。

アロマコロジーとは?

香りによる生理・心理的効果は、アロマ(香り)サイコロジー(心理学)を組み合わせて「アロマコロジー」と呼ばれ、研究が進められています。

生理効果
香りは自律神経やホルモンのバランスを整えたりするなど、さまざまな効果をもたらすと言われています。
心理効果
香りの信号は脳における記憶や感情を司る部位にインプットされることから、リラックスやリフレッシュなどの心理的な効果を持つことが良く知られています。

自律神経とは

自律神経は、神経による情報伝達ルートの一つで、いわば心身の「調整役」。「交感神経」と「副交感神経」の2種類があり、それぞれに特徴があります。この二つのバランスがとれていることが重要で、乱れると様々な不調をきたしてしまいます。

交感神経が優位
気分 緊張・興奮
血圧 上昇
体温 上昇
胃腸 機能低下
発汗 増加
副交感神経が優位
気分 リラックス
血圧 下降
体温 下降
胃腸 活発
発汗 低下

自律神経へ働きかける香気成分

グレープフルーツとペッパーの香りには交感神経の働きを亢進させ、心身を活性化する効果があることを確認しています。

月桂樹やホワイトセージなどの香りに含まれる成分の香りには交感神経の働きを抑制させ、心身をリラックスさせる効果があることを確認しています。

時計遺伝子とは

自律神経が関与する身体の仕組みのひとつとして、「時計遺伝子」が重要な役割を果たしています。時計遺伝子には、昼に発現が上がる昼遺伝子と、夜に発現が上がる夜遺伝子があり、身体の営みの多くはこれらの時計遺伝子と同調しています。

<正常時>

本来活動すべき時間に時計遺伝子が十分に活動

不規則な生活

<乱れた時>

本来活動すべき時間に時計遺伝子の活動が不十分

また、身体のみならず、肌細胞にも時計遺伝子と同調する多様な時計遺伝子が存在しています。この時計遺伝子の発現に合わせて、肌の様々な機能が、24時間のリズムを刻んでいます。

適切な時間にそれぞれの時計遺伝子がしっかり発現すれば、肌を美しくする機能が発揮されるのです。

時計遺伝子に働きかける植物オイル

フウロソウ科植物<イメージ>

フウロソウ科植物油には昼時計遺伝子の発現を高める効果があることを確認しています。

フウロソウ科植物油ありの方が昼時計遺伝子発現量が多い
シソ科植物<イメージ>

シソ科植物油には夜時計遺伝子の発現を高める効果があることを確認しています。

シソ科植物油ありの方が夜時計遺伝子発現量が多い

イプサはこれからも肌本来が持つ力、美しさを引き出す研究を進めていきます。