素肌茶人INTERVIEW vol.8

肌も生活も、
料理も無理をしない

FOOD SCIENTIST

長谷川 あかり

2024.04.30

素肌茶屋「長谷川 あかり」

肌も生活も、
料理も無理をしない

手数が少なく簡単なのに、身も心も満たされるヘルシーな料理。そんな暮らしに寄り添うレシピを、雑誌やWEB、自身の著書やSNSで紹介している長谷川あかりさん。忙しい毎日でも億劫になったり飽きたりすることなく続けられるそのシンプルさは、イプサの考える素肌づくりの哲学と通ずるところがありました。

FOOD SCIENTIST

長谷川 あかり
(はせがわ あかり)

雑誌やWEB、食品メーカーなどに幅広くレシピを提供する料理家・管理栄養士。“なんでもない日を幸せにする、シンプルで豊かなごはん”をテーマに、手間以上の満足感と心癒される家庭料理のレシピを発信中。著書に『いたわりごはん2 今夜も食べたいおつかれさまレシピ帖』(KADOKAWA)などがある。

  • @akari_hasegawa0105

肌に必要な栄養素をまんべんなく

「もちろん主役は料理なのですが、料理家の仕事って意外と自分も表に出ることが多くて。朝起きて肌があれていると、撮影があるのに……と焦ってしまうことも。体は食べたものでできているし、すこやかな肌で撮影に臨めた方が料理にも説得力が出ると思うんですよね」

そう話してくれたのは、子役として芸能界で活動した後、料理家・管理栄養士として活躍している長谷川あかりさん。“なんでもない日を幸せにする、シンプルで豊かなごはん” をテーマに、シンプルで気の利いた、作る人の自己肯定感を上げるレシピを多く発表しています。

長谷川さんが肌のために心がけているのは、5大栄養素を過不足なく摂取し、良質な油をしっかり摂ること。野菜のビタミンはもちろん、肌の土台となるタンパク質や、水分を保持する炭水化物もバランスよく取り入れるようにしているそう。また、健康的な肌を守る上で欠かせない睡眠も重視。毎日最低でも7〜8時間は寝るようにしているといいます。

そんな長谷川さんですが、以前からイプサのあるアイテムを使っていたようです。

「数年前に友人にプレゼントしてもらったのをきっかけに、ザ・タイムR デイエッセンススティックeを使い始めました。私はメイクがあまり得意ではないのですが、サッと塗るとうるおって肌にツヤが出るから、顔の印象を明るくしたいときに重宝しているんです」

ちなみに「ザ・タイムR デイエッセンススティックe」とはスティック状の美容液で、日中カサつく部分にひと塗りすることで、水分をしっかり補給することができる優れもの。化粧直しのときにも便利で、肌がなめらかになり、ファンデーションののりがよくなります。

シンプルだから毎日続けられそう

もともとイプサを愛用していたものの、意外にもこれまで肌測定を受けたことがないという長谷川さん。今回は肌測定器「イプサライザー」を使って、肌の悩みや状態をヒアリングしながら、肌酸素型、水分保持力、皮脂分泌力、透明感、ハリ・弾力などの項目を総合的に数値化していきます。

レシピストによると、長谷川さんの肌は透明感とハリ・弾力があるものの、水分保持力や皮脂分泌力が低いため乾燥しやすくなっているという結果に。現在の肌状態に合ったおすすめのエレメンツも教わりました。

「リファイニングローション」はお手入れ前に使用する拭き取りローション。アミノ酸を配合しているので、不要な角層だけではなく、硬くなった角層へもアプローチし、次に使用する化粧水『ザ・タイムR アクア』のうるおいをより受け入れやすくしてくれます。

そして「ME」は、長谷川さんの肌に合わせて、8種のなかで最もしっとりとした「8」をセレクト。こっくりまろやかな感触と深いうるおい感が特徴です。そして薬用美白美容液の「ブライトニング セラム」をプラスすることで、年齢とともに現れやすいシミ・ソバカスを防ぎ、美白(*)効果にアプローチすることができます。

* メラニンの生成を抑え、シミ・ソバカスを防ぐ

長谷川さんにおすすめのアイテム。(左から)

リファイニングローション 150mL /
税込 8,250円
ザ・タイムR アクア 〈医薬部外品〉 200mL /
税込 4,400円
ブライトニング セラム 〈医薬部外品〉 50mL /
税込 13,200円
ME 8 〈医薬部外品〉 175mL /
税込 7,150円

肌測定を終え、長谷川さんはいい機会になったと振り返ります。

「今まで美容についてあまり研究したことがなく、化粧水だけの日もあれば、重ためのクリームを塗る時もあるし……ずっと行ったり来たりの迷走中だったんです。30代に近づき、そろそろ自分の肌について知りたいと思っていたので、色々と勉強になりました。思っていたよりシンプルな手順だったので、これなら私でも毎日続けられそうです」

“肌に向き合っている” という
満足感

イプサでは、丁寧なカウンセリングのもと、1人ひとりとレシピを共創するという意味を込めて、肌測定を行うスタッフをレシピストと呼んでいます。すこやかな肌は一日で作り上げられることはなく、日々のサイクルとして繰り返すことで手に入れられるはず。シンプルで続けやすいように考えられた今回のレシピは、毎日の料理をそっと手助けしてくれる長谷川さんのレシピと通ずるものがあるように感じます。

「この仕事を始めた時に“料理を届けたい”とまず頭に浮かんだイメージ像は、一人暮らしで仕事を頑張っている女性でした。ファミリー向けのレシピや、とにかく“時短”な簡単レシピ、料理が得意な方のためのハイレベルなレシピは他にあると思うんです。でも、“ちゃんと料理をして自分の体を気遣いたいという理想は持っているものの、時間がなくてなかなか実践できない”という方のためのレシピが足りていないと感じて。そういう方々は『自分のために素敵な食事をつくったぞ』という満足感を求めているから、あまりにも簡単すぎるレシピだと逆に満たされないと思うんですよね。だから私は、日常的に無理のない範囲で続けられて、心も満足するようなレシピを考えるように心がけています」

長谷川さんがイプサのために
考案してくれた「にんじんポタージュ」

作り方はこちらから

届けたい人に目掛けてレシピを考えるというのは、イプサのレシピストとも通ずるところがあります。長谷川さんはさらにこう続けます。

「美容が趣味の方々は、スキンケアの時間も癒しになっていると思います。でも私はまだそのレベルに達していないから、“何かやらないと”という気持ちでやっていました。多くの人にとって、料理もそういう立ち位置だと思うんです。趣味や癒しにはなっていないけど、“最低限はやらないと”という意識を抱えていますよね。そういう意味では、スキンケアも料理も、毎日無理なく続けられるレベルが大事。私は0か100かより、楽しくやれる60〜70くらいでずっと続ける方が好きなんですよ。スキンケアも一緒で、必要最低限の手入れだったとしても、自分に合った上質なアイテムを使うことで“わたしはきちんと自分の肌に向き合っている”という満足感を得られると感じました」

続けるために、最低限のレベルで気を遣う。長谷川さんがプライベートにおいても仕事においても、”無理をしない” という考え方を指針にしていることがわかります。

長谷川さんがイプサのために考案
してくれた「にんじんポタージュ」

作り方はこちらから

長谷川さんがこれまでに
出版したレシピ本

このような考えに至る前の話をすこし。22歳で結婚したと同時に、これまでのキャリアを一度リセットし、大学で食について学び始めた長谷川さん。さまざまな依頼が殺到している今は、そこで得た知識や経験をもとに、時代に合わせてアップデートし、外に発信をしているそうです。

「大人になってから大学に入ったので、周りは年下の子たちばかりで。いわゆるZ世代の感覚や常識に触れられたのが刺激的でした。若い世代は文章より画像や動画で情報を得るのが得意だと感じたのをきっかけに、レシピを発信する際にビジュアルをより意識するようになりましたね。あとは、みじん切りは面倒くさいから嫌がられると思っていたら、今はみんなぶんぶんチョッパーを使うからむしろ好きだということがわかったり(笑)。そういうちょっとした発見が、今も役に立っています」

作る人も食べる人も、
みんなを幸せにするレシピ

これまでに学んだことを活かしながら、新たなレシピを考案し発表する。そんな仕事のサイクルの中で、ずっと大切にしていることは何なのでしょう。

「朝は念入りに掃除をして、温かいソイラテを飲むことをルーティンにしています。実は掃除はあまり得意ではないのですが、部屋が汚いとすべての調子が悪くなる気がしてしまって。日々を円滑に回すために、毎日掃除をすることを心がけています。ソイラテはタンパク質とカフェインを摂取できるし、はちみつの甘さと温かさでふんわり癒されて、心が落ち着くんです」

作る人も食べる人も、どちらの心も幸せに満たす、みんなのためのレシピ。そこには長谷川さんらしさがあるように思えますが、あまり自分らしさについては深く考えたことがないそう。長谷川さん曰く “自己受容ができている人” だというパートナーとの出会いが、現在の考えに至る大きなきっかけになったといいます。

「子役として活動していたからか、昔は “自分がどうしたいか” より “どういう自分であった方がみんなに喜ばれるのか” を重視していたんです。期待に応えたいという気持ちが大きくなって辛いこともあったのですが、夫と出会った時に“こんなふうに生きていいんだ”って衝撃を受けて。彼は自分のすべてを受け入れているからいつ何時も自分のことを否定する瞬間がない。常に自分を信頼しているし、他人軸に左右されないから全くブレないんです。彼と一緒に過ごす中で、私自身も自然とフラットにいられるようになりました。あとは、自分の信念を見失わないために、ふと思いついた時にスマホのメモに想いを書き出すようにしています。気づけば同じことばかり書いていたりして、“私はこれを大切にしたいんだな”と理解がより深まることも。あまり意識せずにやっているルーティンですが、過去・現在・未来を考える良い時間になっています」

レシピの考案やスキンケア、日々の暮らしにおいて、長谷川さんが共通して大切にしているのが “続けられる” こと。無理せず、気負わず、自分のできる範囲で日々のサイクルを回し続けることで、肌も心も自然とすこやかな状態へ導かれるのではないでしょうか。

長谷川さんにぴったりの
アイテムはこちら
  • ふっくらとしたやわらかい肌へ導く
    拭き取りローション

    リファイニングローション 150mL

    税込 8,250円

    詳しくはこちら
  • うるおいで満たし、肌あれトラブルを
    防ぐ薬用化粧水

    ザ・タイムR アクア〈医薬部外品〉200mL

    税込 4,400円

    詳しくはこちら
  • 素肌のバランスを整え、
    活力に満ちたような肌に導く化粧液

    ME 8〈医薬部外品〉175mL

    税込 7,150円

    詳しくはこちら
  • みずみずしい透明感のある肌へ導く薬用美白美容液

    ブライトニング セラム〈医薬部外品〉50mL

    税込 13,200円

    詳しくはこちら
CREDIT
Photo : Yuko Yasukawa / Hair &Make-up : Kanna Hidaka / Styling : Kotomi Shibahara / Text : Momoko Oba / Edit : Shuhei Wakiyama、Yuri Sudo (HOUYHNHNM)
長谷川さん直伝のレシピ

素肌うるおう、にんじんポタージュ

ビタミンB2、ポリフェノール、ペクチン(食物繊維)、カリウム…。手軽に手に入るにんじんは、低カロリーなのに栄養素がたくさん。なかでも、豊富に含まれるβカロテン(ビタミンA)は、肌のターンオーバーを活発にしてくれたり、皮脂膜や天然保湿因子の生成を促し肌のうるおいをキープする役割も。抗酸化作用によるアンチエイジング効果も見込めたりと、肌に嬉しい食材です。

そんなにんじんが主役になるポタージュのレシピを、料理家・管理栄養士の長谷川あかりさんが考えてくれました。乳製品不使用で、味付けは塩と昆布、オリーブオイルのみ。シンプルで手軽ながら素材の味わいを引きだしたポタージュは、オイルと一緒に摂ることでβカロテンの吸収率が高まることなど、栄養面も考えられています。

素肌うるおう、にんじんポタージュ

【にんじんポタージュ材料(2人分)】
にんじん 大1本(200g)、昆布3g、水(煮込む用)150ml、
水(伸ばす用)50〜100ml、塩 小さじ1/3、オリーブオイル 適量

  • ①:にんじんのヘタを取り、1cm幅の輪切りにする。

  • ②:小鍋に①と昆布、水150mlを入れ、中火にかける。沸騰したら弱火にし、アルミホイルなどで落とし蓋をして20分煮込む。

  • ③:②をブレンダーにかけてペースト状にし、小鍋に戻す。水50〜100mlほどを加えてお好みの粘度まで伸ばし、弱火にかけて温める。塩小さじ1/3を加えて味を調えたら、器に盛り付け、オリーブオイルをまわしかけて完成。お好みで最後に塩を足しても◎。

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